【御開帳】善光寺如来御開帳 6月29日まで

令和4年4月3日より6月29日まで、善光寺如来が御開帳となります。
当山で「善光寺如来」と呼ばれるこの仏さまは、信州善光寺より分身安置された一光三尊阿弥陀如来です。一光三尊とは、ひとつの光背に阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊が一緒に収まる形式をいいます。光背とは、仏さまから発される光明を表しており、通常は一尊ずつそれぞれにあるものですが、この一光三尊形式は信州善光寺に特徴的なものです。

信州善光寺についてはいまさら言うまでもありませんが、本尊は絶対秘仏であり、7年に一度行われる御開帳は前立ち本尊の御開帳となっております(善光寺御開帳Webサイト)。その関わりは坂東札所とも深く、坂東・西国・秩父霊場からなる「日本百観音」の番外札所とされており、百観音全てを巡り結願したら善光寺へ参る風習があります。

当山の善光寺如来は、現在薬師堂にて薬師如来と並びたち祀られており、7年に一度、信州善光寺の御開帳と合わせて御開帳が行われます。本年は、薬師如来が寅年開帳を行っており、両尊が同時に御開帳されるのは実に84年に一度のことです。善光寺如来そして薬師如来の御手からは五色の善綱がのばされています。この綱に触れてよくよく祈願することで、大いなるご利益がいただけることでしょう。

このまたとない勝縁の機会にぜひお参りください。